迷路をレーザーカット加工してみる


 レーザーカット加工の例。今回は、前々からやってみたかった、迷路のレーザーカットの例を紹介。レーザーカッターが手元にあるからこそできる、無駄な使い方だ。

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 迷路をレーザーカットしたら、開始から終了までの経路が1本につながった細長~~い紙ができて、一発で正解が分かるのではないだろうか、と前々から思っていた。レーザーカッターがなければ、手でいちいち切るぐらいしかないだろうけど、そんなのとてもやってられない。というわけでトライしてみた。カット用のレーザーパワーの調整なんかも兼ねている。

1.迷路のデータを用意する

 Podea-01でカットするには、まず迷路のデータが必要だ。ネットで検索したところ、迷路を始め、各種パズルのデータをPDFで公開しているサイトがあったので、そこからダウンロードさせていただいた。KrazyDadさん、多謝。

 今回は、ここの「Tough Mazes」の「Book 1」のPDFファイルを使わせてもらった。

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 このPDFファイルをIllustratorなどで開いて、迷路部分だけを抜き出してからベクターデータにする。そして、カット用の線を赤色、幅0.25ポイントに変換すればOK。ファイル名は「maze0001_line.ai」などとして保存する。

2.Podea-01でカットする

 データができたらPodeaツールに読み込ませてカット開始。紙はコピー用紙か、カラーコピー用紙ぐらいの薄い紙を選択。これくらい薄いと、カットパラメーターは、「レーザー出力=100%、カット速度=13mm/sec」ぐらいでいい。

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 あとは紙をセットしてカット開始すればOKだ。サイズは20cm×20cmぐらいで、カット時間は18分ほどだった。これは「カラーコピー用紙」を使用している。

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 おー、切れてる、切れてる。

 拡大するとこんな感じ。これは中心部のズームアップ。それなりにちゃんとカットされている。

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 よく見ると実はいくらか「カット抜け」がある。うちのPC環境のせいなのか、Podea-01のデバイスドライバーやカットツールの不具合なのかよく分からないが、ときどきカットできていないところがある。64bit OS(Windows 7)のせいではないかとも思うのだが、原因は不明だ。そのうち違うOSとか設定でも試してみようと思ってる。ちなみに、同じデーターでもう1回カットさせると、今度はカットできたりする。カット抜けが生じる位置は、毎回異なるみたいで、2回やれば(結果的に)ちゃんとカットできることが多いし、カット速度を下げると抜けが減るみたいだ。縦横の直線は割と抜け率がかなり少ない。PCからPodea-01に送信しているデータが毎回異なるんじゃなくて、Poeda-01内の何らかの理由で、カットがうまくいってないと思われるが、詳細は不明だ。他の購入者はこんなことないんだろうか。。。

 さてカットができたら、次は、いらないところ、つまりどん詰まりになっているところをカッターで順番に切り捨ててみる。どん詰まりの部分は1本でしかつながっていないので(反対側までつながっていないので)、紙をちょっと持ち上げればすぐに分かる。こうやってダメ詰まり部分を順にカットしていくと、最後には正解の経路だけが残るはずだ。

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 最後までやると、次の写真のようになった。

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 写真の上に方にある矢印が迷路の開始点、下の方にある矢印が迷路の終了点。そして1本だけ残ったのが正解の経路。おー、ちゃんと1本の経路になったよ、これ。レーザーカッターが手元にあるからこそできる、無駄な使い方だな。時間貸しのレーザーカットだと、かなりもったいない気がするので。以上。

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3 コメント

  1. アワカツ より:

    はじめてコメント致します。
    私はむささびワークス管理人さん同様にPodeaを購入しました。
    色々やりとりできたら嬉しいなと思いコメントしました。

    カットの話ですが、私のも多少ですが、カットにムラがあります。
    ですが、複数回やると大丈夫だったりしますね。
    紙が白いというのもあるのかなと思っていたりしたのですが・・・
    環境はほぼ同じでwin7(64bit)です。
    それとちょっとお伺いしたいことがあります。
    一応A4サイズが加工範囲になっているのですが、A4ギリギリの加工ができるのかどうか検証していたら、長手方向(正面から見て左右方向)が少し範囲が狭くて、右側でオーバーラン&ぶつかるという現象が起きました。
    この実験と言うか検証って管理人さんはされましたでしょうか。
    そういう仕様ならばそれでいいのですが、もしかして解消できるならそうしたいなぁ~と思っております。
    長文になりましたが今後共よろしくお願いします。

    • huchikoshi より:

       コメントありがとうございます。WordPressの操作にまだ慣れてなくて、コメント見落としてました。当サイトにおける初コメントです!(何もお出しできませんが)

       さて加工エリアの件ですが、当方で試したところ、やはりA4サイズいっぱいは無理のようです。右端まで行くとヘッドが右側の部品に当たって、ベルトが「がががっ」となり、それ以降、ヘッド位置が左側へ少しずれてしまいます。ケーブルを支えている、キャタピラー状(?)のパーツがぶつかっているようです。

       なのでA4サイズいっぱいからすると、右端はだいたい1cm弱、正確には8mmぐらいは使えないようです。上側と左側、手前側は全部使えそうな感じですが。

       結局の所、左端のマージンが多すぎるから右側が不足してると思われます。Podeaさんに頼んでホームポジション位置を1cmぐらい左にずらしてもらえればなんとかなりそうな気もしますが、ちょっと難しいかも。というのは、ホームポジションを例えば左へ1cm移動させると、ヘッドが手前いっぱいに来たときに、Y軸のパーツにぶつかります。これを避けるため、ホームポジションを少し右に寄せているんでしょう。

       ちなみに、ヘッドを手前いっぱいに引っ張ってから電源ONにすると、ヘッドがまず左側へ行こうとして、そのY軸のパーツにぶつかり、これまた「がががっ」っとなってしまいます。ダメダメですな。
      ※電源をONにすると、左いっぱいへ動いてから奥へ動くようになっている。先に奥へ行かせようとすると、こんどは先にファンにぶつかります。うーむ。

      • アワカツ より:

        返信有難うございました。
        やっぱり!
        そうですよね。実はそのことをpodeaの開発者さんに質問したのですが、現在はその仕様になっているとのことです。
        A4よりも小さいとわかっていればそれを考慮して製作すればいいので大丈夫ですよね!

        どうやら、彫刻をするの際に少し助走(?)が必要で、その距離として8mm程度右にずれているようですね。
        近々その件を検証して修正するかもしれないとのことでした。
        それでも十分すぎる位の加工範囲がありますし、何よりも個人で持てるしすばらしい製品だと思っています。
        私は紙でジオラマを作る作家をしているのですが、今までできなかったことをpodeaにしてもらえるかと思うと明るい未来ですね!
        返信有難うございました!