Podea-01は白い紙のカットが苦手!?


 Podea-01で紙をカットしていると、何カ所かカット抜けが発生する。Podea-01は、白い紙のカットが苦手という話も聞くので、ちょっと検証してみた。いろんな色の紙を用意して、カットの具合を確かめようというわけだ。

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ケント紙を4色分用意

 検証に使用する紙はとりあえず4色分。濃淡が大きく異なる4色を用意した。

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 白黒モードで見ると、次のように、いい具合に濃度が変わっている。黒い方がカットしやすいかどうか検証してみよう。

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 これはAmazonで買ったA5サイズの色ケント紙だ。色がたくさん揃っているので、いろいろ買ってみた。が、あんまり質はよくない感じだ。ちょっと柔らか目。ケント紙というより、色画用紙みたいなものか。テストに使ったのは「白」「薄青」「赤」「黒」の4色。紙の厚さは、実測で 0.175mm ぐらい。

カットパターンの用意

 これを、次のようなパターンでカットしてみる。幅5cm、高さ10cmで、縦・横・斜めの直線が含まれるバターンを用意。これで、1枚のA5の紙を4回ずつレーザーカット加工してみる。

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 レーザーカット速度の設定は次のような感じ。「切断パワーは100%に固定」で、「切断速度を 1mm/sec ずつ変更」しながらカットしてみる。

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 ちゃんとカットできると次のようになるはず。だがうまくカットできないと、くっついたままになったり、そもそも切れ目が入らなかったりする。

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うまくカットできない場合の例

 ではさっそくテストしてみよう。まずはカットがうまくいかない場合の例だ。白い紙を、左から順に「12mm/sec」「13mm/sec」「14mm/sec」「15mm/sec」の4種類のヘッド移動速度でカットしてみる。

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 見ての通り、どれもさっぱりカットできていない。そこら中でカットを失敗している。裏までカットできているのは、斜めパターンの中央の集中部だけだ。

白い紙のカットテスト

 少しずつ移動速度を下げて、もう少しまともにカットできる場所を探ってみる。「11mm/sec」「10mm/sec」「9mm/sec」「8mm/sec」の4パターンも失敗だったので、その写真はパス。さらに下げて「7mm/sec」「6mm/sec」「5mm/sec」「4mm/sec」としたところで、まともにカットできるようになった。

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 サインペンで赤い丸を付けたところがカット抜けしているところ(まったくカットできていないところ。まったく焼けていないことろ)。右の方がかなり多い。実用的には一番左端の 4mm/sec ぐらいまで落とさないといけない感じ。

 オレンジ色(この写真では濃い黄色に見えるが)のマーカーで色を付けたところは、表からはカットされているように見えるが、裏側まではカットできておらず、紙がつながっているところだ。右の2つのパターンでは完全にカットできておらず、これじゃあ使いにくい。やっぱり 4mm/sec ぐらいまで落とさないといけないと思われる。

 ちなみに、なぜか縦パターンの方がカットミスが多い(このテスト以外でも、そんな傾向があるように感じる)。横パターンの方はかなりちゃんとしているのに。ひょっとして、ヘッドの移動速度が縦と横で違うのでは、と思っているが、まだ検証していない。そのうちテストしてみよう。

薄青の紙のカットテスト

 次は白からちょっと濃度を上げた、薄青の紙のカットテスト。

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 写真だと色がちょっと分かりづらいが、さっきの白よりはもう少し青い紙だ。赤丸(カット抜け)はない、つまりさっきよりはちゃんとカットできている。だが、オレンジ色の部分が多い、つまり裏まできれいにカットできていない部分がある、ということだ。これも 4mm/sec まで速度を下げれば、まぁ使える。少なくとも、白い紙よりはカットしやすいようだ。

赤い紙のカットテスト

 次はぐっと濃度が上がった、赤い紙のカットテスト。写真だと朱色に見えるけど、本物はもっと赤いので念のため。

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 おーっと、カット抜けなし、カット失敗なし、というわけで、最速の 7mm/sec でもちゃんとカットできているよ、これ。あえて言うなら、右端(7mm/sec)のパターンの縦パターンが、ほんの少しつながっているかな、という感じだが、引っ張ればすぐに外れるので、まぁ許容範囲か。

黒い紙のカットテスト

 最後は黒い紙でテスト。

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 ご覧の通り、これも全パターンOK。カット抜けやつながっているところもなく、これならそのまま使えそう。やはり黒い紙の方が有利か。

追加テスト:もうちょっと上質な白い紙のカットテスト

 テストに使用した紙よりも、若干質のいいケント紙でも試してみた。色は白で、紙の厚さは 0.182mm だ。さっきのは 0.175mm 厚だったので、ほんの少しこっちの方が厚い。さっきのケント紙よりも表面はもう少しツルっとしていて、やや高級な感じだ。さっきの白だと、6mm/sec では満足なカット結果が得られていなかったが、これはどうかな?

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 おっと、7mm/sec は今ひとつだが、6mm/sec でも十分カットできている。つまり、同じ白い紙でも(ちょっと厚いのに)、紙によってはカットしやすい、ということだ。

結論:白い紙は苦手で、濃い色の紙だとカットしやすい

 今回テストした紙だと、カット性能は白が一番悪く、薄青はちょっと劣り、赤はグッド、黒はベリーグッド、という結論になった。やっぱり、白や白っぽい(濃度が低い)紙はカットしづらく、濃い色だとカットしやすいみたいだ。また厚さがほぼ同じでも、紙によっては、カットしやすい紙としにくい紙があるようだ。ここには載せていないが、コピー用紙は薄いのに(0.1mmぐらい)、やっぱり白っぽいとカットしづらい傾向があった。きれいにカットしたければ、ヘッドの移動速度をぎりぎりのところまで速くした方がいいので、紙の厚さや質(表面の仕上げ具合とか)、色などによってレーザーパワーやヘッドの移動速度を変える必要があるかも。でも面倒なので、このくらいの厚さの紙なら、いつも 4mm/sec でカットするという方法もある。さーて、どうするかな。

 次は紙の厚さとカット速度の関係を調査してみようと思う。

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