すいません、釣りタイトル付けてしまいました。正しくは「Podea-01の最大カット能力を、1000PPと呼んではどうだろうか」です。お詫びして訂正いたします m(_ _)m
Podea-01のカット能力は、レーザー出力とヘッド移動速度、繰返し回数という3つのパラメーターで決まる。なので、今まで、例えば「白いコピー用紙をカットする場合は、切断パワーは 100%、切断速度(ヘッド移動速度)を 10.0mm/sec、繰返し回数は1回」などと書いてきた。でもほとんどの場合は、パワー=100%、繰返し回数=1回なので、移動速度さえ決めればよかった。手元のメモにも、移動速度しか記録していない。
でもこの前アクリル板をカットしたときは、2回以上繰り返さないとだめになったので、カットパラメーターを書くのが面倒になった。
そこで、カットパラメーターを一発で表す式、というか数値を考えてみた。カット能力は、単位時間当たりに、あるレーザーパワーで何回カットしたかにかかっている。回数が増えたり、レーザーパワー(%)が増えるとカット能力が増し、ヘッド移動速度が増えるとカット能力が減る、というだけなので、こんな式はどうだろうか。
何のことはない、繰り返し回数とレーザー出力をかけて、ヘッドの移動速度で割っただけである。例えば、「切断パワー=100%、切断速度(ヘッド移動速度)=5mm/sec、繰返し回数=1回」なら、「20PP(にじゅう・ポデア・パワー)」だ。
単位もむちゃくちゃだが、細かいことは気にしない。切断パワーは%なので、本来ならば0.01~1.00にするのが正解だろうが、数値が小さくなりすぎるので、景気よく最大100としたい。さらに、Wはレーザーの実際の出力パワー値にしたいところだが、Podea-01で使っているレーザーの本当の出力は、場所によって2Wと書かれていたり、1.6Wと書かれていたりといろいろなので(公式サイトにも正式な値が書いてない。出したくないんだと思う)、ここは%の数値を使うことにしよう。将来もっと大出力のPodea後継機が出たらどうすんだという話もあるが、それはそのとき考えよう。
繰返し回数が1回で出力100%の場合、ヘッド移動速度が最高の15mm/secなら 1✕100÷15.0=6.67PP、最低の0.8mm/secなら 1✕100÷0.8=125PP となる。
Podeaツールで設定可能な繰返し回数は最大8回、最低移動速度は0.8mm/secなので、この場合は 1000PP になる。つまり最大で戦闘力1000PPの相手(材料)を倒せるということだ。ただし手動でまたスタートボタンを押して繰り返せば、さらにカット加工できるので、1000PP以上にもパワーアップできてしまうが、それはまぁそれとして。。。
で、この値を使って材料別の必要パワーを列挙すると、こんな感じ。
- 白いコピー用紙 …… 8~10PPぐらい。白いと必要パワーは大きくなる
- 画用紙 …… 10~15PPぐらい
- 厚めのケント紙 …… 15~20PPぐらい
- 1mmのバルサ …… 25PPぐらい
- 2mmの黒いアクリル板 …… 250~300PPぐらい
- 2mmの黄緑の透明アクリル板 …… 3000PP以上!
なんか、下の方の値が詰まっていて、この指標を使う意義があんまりないような気がしないでもないが、気にしないでおこう。あと、例えば 5mm/secで1回繰り返すのと、15mm/secで3回繰り返すのは、値が同じでも結果が違うような気がしないでもないが、とりあえず、これも気にしないでおこう。