真っ黒のアクリル板をカットする


 前回「Podea-01でアクリル板のカットに挑戦!」の記事をアップしたところ、shimadu さんより、大変重要な情報をいただきました(コメント欄参照)。黒いアクリル板なら、何十回もカットを繰り返さなくても簡単にカットできるとのこと。えっ、なんと、それはいいことを聞きました。というわけで、さっそくうちでもやってみました。

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黒いアクリル板は、どのくらいのパラメーター設定でカットできるのか?

今まで使っていたアクリル板は半透明のやつばっかりだった。黒いアクリル板ならもっと簡単にカットできるそうなので、ホームセンターで真っ黒と真っ白の、不透明のアクリル板を買ってきた。Hikariっていうメーカーの、「スミホリデー アクリルキャスト板」と書いてある、厚さ2mmのアクリル板だ。

株式会社 光。ここの「プラスチック素材」参照

まずはパラメーターを変えてテストカットしてみた。レーザーパワーは100%、ヘッド速度は1.0mm/sec、0.8mm/sec、1.1mm/secの3通り、それぞれ1~4回ほど繰り返してみた。「✕1」とか「✕2」「✕3」「✕4」というのが繰返し回数。

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もうちょっと上から見るとこんな感じ。

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いずれにしろ、繰返し回数2回か3回でちゃんとカットできてるみたい。カット結果をまとめると次の通り。

  • 右列の下から2番目、1.0mm/secで2回繰り返しだと、完全にはカットできていない部分が残っている。
  • 1.0mm/secで3回以上の繰り返しだと完全にカットできている
  • 真ん中の列の上側。これは、実は完全にはカットできていなかったので、後でちょっと叩いて抜いたもの。0.8mm/secで2回だと、ほんのちょっとだけカットできていない部分が残るので、完全を期するためには、もうちょっとだけ余計にレーザーを照射する必要あり。
  • 左側の列。これは1.1mm/secで3回繰り返したもの。これなら完全にカットできている。

というわけで、この真っ黒の2mmのアクリル板をカットするなら、ヘッド速度1.1mm/secで3回繰り返すとよいということが分かった。前の投稿にある「Podea Power」という単位で表現すると、「3 × 100 ÷ 1.1 ≒ 272 PP」となる。200PPだと場合によっては不足するので(ヘッドとの距離が正しく調節されていなかったり、対象物が曲がっているかも知れないので)、最低でも 250PP、可能ならこの例みたいに 270PP ぐらいでレーザーを照射しておくと完全にカットできる感じだ。

左下の星型を拡大すると次の通り。カット面は少し荒れているが、まぁ許容できる範囲内か。

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カットした星型は次の通り。大きさは1cmほどである。縁の部分が少し盛り上がっているが、これはレーザーの熱によって膨らんだためみたいだ。このように少し盛り上がるようだが、これはあきらめるしかないだろう。この写真だとかなり盛り上がっているように見えるが、これは光の加減でこう見えるだけで、実際はもう少し目立たない感じがする。

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以上の例では黒い不透明なアクリル板をカットしているが、白い不透明なアクリル板でもカットさせてみた。が、まったくカットできなかった。同じような透明度、板厚でも、色が違えばまったくカットできないようである。どの色ならどのくらいカットできるかについては、先の投稿のコメント欄に shimadu さんがすばらしい実験結果写真を紹介してくれているので、そちらを参照していただきたい。

いろんなアクリル板でのカットテスト(shimadu さんのコメント)

絵柄なしジグソーパズルを作る

黒い2mm厚のアクリル板なら270PP程度でカットできることが分かったが、これなら割と実用的に使えそうだ。というわけで、前に段ボールでやったジグソーパズルっぽいものを作ってみた。ただし絵柄がないのでかなり難易度が高くなりそうだが。

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これを「1.1mm/secを3回」という設定、つまり272PPでカットしてみた。結果は次の通り。全体の大きさは6cm角で、総カット時間は30分弱である。

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各パーツはきちんと分離している。ちなみに、絵柄がないので、混ぜちゃうと、かなり面倒だ。もっと作りやすいパターンにしとくべきだった。。。。

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拡大すると次の通り。

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3回繰り返しているので少し段差が見えるが、これなら十分でしょう。贅沢は言いません。あー、でも他の色のアクリル板でもカットできたらなぁ。。。。。

以上、おしまい。

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